白暮のクロニクル(7) [ ゆうきまさみ ]

 

 こんにちは。今回も「白暮のクロニクル」の感想です。

 

まずは表紙の話。
今回は、襟巻まで巻いて、完全に冬って感じの服装やね。
「羊殺し」の起こるクリスマスまで後わずか。
遠回しに「焦れ焦れ、すぐそこまで迫っとるで」て言ってるみたいだ。
まあ、半分以上思い込みやな。
まだ6月やのに自室が暑くって、冬服が印象に残っただけかも。

 
さあ、内容の方に移りましょうか。
最初の方で印象に残ったんは、雪村の伏木家訪問やな。
P16の状況。出迎えから数分掛かったとしても、約10分間無言やったんやな。
雪村にしろ、あかりの父親にしろ、複雑な心境なんだろうな。
父親が実母の事を考える時は、亡くなった育ての親との思い出と重なるだろうし。
雪村からしたら、もしかしたら負い目みたいなのが、有るのかも知れんな。
自分の事がなけれは、棗が事件に合うこともなく、父親も棗の元で暮らせてたかもって。
勝手な想像ではあるが。
何はともあれ、二人の初顔合わせは、穏やかに進んだのは良かった。
(雪村は棗の事で、直ぐに熱くなるイメージが有ったので。)
そういや前回の感想に、あかりが棗の血縁かもって告白した事、書くの忘れてたな。
話の流れであっさり告白してたから、感想書くときには頭から抜けてた。
もっと盛り上げた感じのとこで、バレると思ってたんだけどな。
まあ、このサラリとした感じも作者らしいよな。
 
前回の事は置いといて、7巻の感想に話を戻します。
この巻は全体的に、あかりが凄く頑張った印象があるな。
台本を得るためのアイディアとか。
事件に関して積極的に情報収集してたりとか。
特に、P179あたりからの犯人との直接対決。
殺人犯だと思う男性に、一対一で挑むなんてな。
正直、無謀だなと思う反面、潔くて良いなっとも思った。
特にP183からの会話と、それを録音してた行動が凄く恰好よかった。
 
次は、あかりの行動の流れから、鳥飼の話に移ります。
P194とP195の見開きで描かれたシーン。
何というか、2時間物のサスペンスドラマとかでもよくあるよな。
犯人が逃げる際、屋上に行ったり、崖に行ったりってやつ。
実際の現場では、そんな行動をする犯人なんて、そうそうに無いらしいけど。
でもやっぱ、物語上の行動としては良いよな。
見栄えも良いし、盛り上がり感が違う。
特にP199の両手を広げて後ろ向きに倒れるシーン。
この行動とセリフを読んだ後だと、鳥飼のイメージが可なり変わった。
さっきまで小者のように感じてたのに、一気に重要人物に見えてくるから不思議だ。
それにしても、「僕もまぎれもなく羊殺しの一人だからさ。」ってセリフ。
あれも意味深だよな。
「羊殺し」は単独犯じゃ無いってことだろか。
グループ犯って事だろか、それとも継承式って事だろか。
それと最後の非通知の電話も気になるな。
グループ犯なら、主犯からの指示とかだったんやろか。
謎やな。
 
次は、鳥飼のスマホ繋がりから竹之内の話。
一番気になったんは、P204の最後のコマ。
あれって、どういう事なん。
まさか裏で事件を操ってたとか……違うよね?
でも、P132で鳥飼と会ってたり、P201で計ったように現れたり。
信じたい、信じたいがしかし……。
何だか、怪しい人物がドンドン増えてくな。
 
最後に、P69で思ったどうでもいいこと。
人の血を吸う理由として、トロいことを上げてたよね。
それ読んだときに、捕らえ易さを抜いた場合の事を考えたんよ。
どの種類の生き物の血なら、欲を満たせるのだろうかなって。
爬虫類とか両生類はどうだろう。スッポンとかさ。
魚類は……無理だろうな。
もし大丈夫なら、普段から欲は満たせてそうだし、とか。
海にも哺乳類いるよな。
まあ、他国から色々言われそうだが、とか。
そんな事を考えてた。それだけの話。
 
今回はここまで。次回は別の作品の感想を書きます。
次の作品でも好みが一致することを願って。
それではまた。